トッテン氷河
2018, 03. 08 (Thu) 14:03
しらせは日本と同じ時刻帯(つまり時差なし)になり,帰国まであと2週間と1日となりました.
今回は海洋観測のためにトッテン氷河(Totten
Glacier)沖を訪れました.トッテン氷河は今東南極で一番溶けていると注目されている氷河だそうです.航海中は毎日くもりのぱっとしない天気でしたが,6日は久しぶりの青空,快晴でした.船の周りには大きな氷山も現れ,遠くには蜃気楼も見えていました.
この後船はさらに東に進みます.前回観測隊に参加した時は復路もフリーマントルに寄港だったので,このフリーマントルより東の海域は私にとっては初めての航路です.
今回は海洋観測のためにトッテン氷河(Totten
Glacier)沖を訪れました.トッテン氷河は今東南極で一番溶けていると注目されている氷河だそうです.航海中は毎日くもりのぱっとしない天気でしたが,6日は久しぶりの青空,快晴でした.船の周りには大きな氷山も現れ,遠くには蜃気楼も見えていました.
この後船はさらに東に進みます.前回観測隊に参加した時は復路もフリーマントルに寄港だったので,このフリーマントルより東の海域は私にとっては初めての航路です.
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船上でのオーロラ
2018, 02. 27 (Tue) 08:32
しらせに乗ること早17日.帰国まで1ヶ月を切りました.
観測隊は海での観測を進めながら東へ東へと進み,2度の時刻帯変更を経て現在は日本との時差は4時間です.
一度は氷海を抜けましたがまだまだ高緯度を走向しているため,時には氷海を走り氷山も見えます.気温も-5℃前後と寒い日が続いています.
先週はアムンゼン湾に停泊中に綺麗なオーロラも見ることができました.白夜前に昭和基地で見て依頼の久しぶりのオーロラ.時折明るくなりピンク色も見え夢中でシャッターを切りました.が,揺れる船の上・・・大部分はブレブレ(>_<)
帰路ではまだオーロラを見るチャンスがありそうなので,写真は諦めてしっかり目に焼き付けて帰ろうと思います.
観測隊は海での観測を進めながら東へ東へと進み,2度の時刻帯変更を経て現在は日本との時差は4時間です.
一度は氷海を抜けましたがまだまだ高緯度を走向しているため,時には氷海を走り氷山も見えます.気温も-5℃前後と寒い日が続いています.
先週はアムンゼン湾に停泊中に綺麗なオーロラも見ることができました.白夜前に昭和基地で見て依頼の久しぶりのオーロラ.時折明るくなりピンク色も見え夢中でシャッターを切りました.が,揺れる船の上・・・大部分はブレブレ(>_<)
帰路ではまだオーロラを見るチャンスがありそうなので,写真は諦めてしっかり目に焼き付けて帰ろうと思います.
昭和基地とのお別れ
2018, 02. 11 (Sun) 21:54
2018年2月10日.2016年の12月下旬から約1年1ヶ月過ごした昭和基地に別れを告げ,しらせへと戻ってきました.
AヘリからCH(自衛隊のヘリコプター)で飛び立ち,上空から基地や周辺の景色を見ていると,1年間が思い出されて涙が出てきてとまりませんでした.
越冬中,いつも通りのマイペースで過ごしていたつもりでしたが,やはりどこか張り詰めていたようで,緊張の糸が切れたというか,肩の荷が下りてホッとしたのだと思います.
これからシドニーまでしらせで38日の船旅の始まりです.帰国してからの社会復帰に支障をきたさない程度にゆっくり休みます.
AヘリからCH(自衛隊のヘリコプター)で飛び立ち,上空から基地や周辺の景色を見ていると,1年間が思い出されて涙が出てきてとまりませんでした.
越冬中,いつも通りのマイペースで過ごしていたつもりでしたが,やはりどこか張り詰めていたようで,緊張の糸が切れたというか,肩の荷が下りてホッとしたのだと思います.
これからシドニーまでしらせで38日の船旅の始まりです.帰国してからの社会復帰に支障をきたさない程度にゆっくり休みます.
東オングル島にルッカリー?
2017, 11. 17 (Fri) 00:00
先日数十羽のアデリーペンギンの団体さんが昭和基地のすぐ目の前にやってきました.
その後,目的のルッカリーへと向かったものだと思っていたのですが,どうやら一部のペンギンが未だに東オングル島にいるとの噂.
しかも巣を作っているということで見に行ってみました.
場所は地学棟から歩いて数分以内.

なんと新しく建てている基本観測棟のすぐ近く.
この日のペンギンは14羽.
一人者もいるけど,ペアもいて巣も作っていました.
これはもしかしてここで子育てするかも!?
今後の動向に注目です.
そのルッカリーの背後の基本観測棟では着々と建築準備が始まっています.

本日は建築隊員が足場の組み立て中でした.
【11月16日12時の天気】
気温:-1.1℃,風向:N,風速:2.0 m/s,気圧:980.6 hPa,天気:晴れ
その後,目的のルッカリーへと向かったものだと思っていたのですが,どうやら一部のペンギンが未だに東オングル島にいるとの噂.
しかも巣を作っているということで見に行ってみました.
場所は地学棟から歩いて数分以内.

なんと新しく建てている基本観測棟のすぐ近く.
この日のペンギンは14羽.
一人者もいるけど,ペアもいて巣も作っていました.
これはもしかしてここで子育てするかも!?
今後の動向に注目です.
そのルッカリーの背後の基本観測棟では着々と建築準備が始まっています.

本日は建築隊員が足場の組み立て中でした.
【11月16日12時の天気】
気温:-1.1℃,風向:N,風速:2.0 m/s,気圧:980.6 hPa,天気:晴れ
南極大陸氷床上GNSS観測装置撤収
2017, 11. 03 (Fri) 00:00
11月1日-2日,8月末に設置した南極大陸氷床上のGNSS観測装置の撤収に行ってきました.
今回は気水圏の雪尺観測とS17航空拠点の発電機整備との合同オペレーションでメンバーは4名.
雪上車2台でまずは大陸への上陸口であるとっつき岬へ.
そこから雪尺観測チームと機械&地圏チームにわかれて行動開始.
1日目は発電機の整備,2日目のGNSS観測装置の回収という予定だったので気水チームと分かれてS17へと向かいました.

(快晴とまでは行かないものの,ハロも見えて綺麗な景色)
S17の拠点は8月末よりもさらに積雪が増えていました.

機械室へ入るのも一苦労.
S17の周辺にある地震・インフラサウンドの観測点も相変わらず雪の下.

今度の夏にはこれらの観測機材を掘り出す計画なので,一筋縄ではいかないのではないかと若干の不安を感じます・・・
今回は食料係を承ったので,1日目の作業はさっさと終えてご飯の準備をしました.
調理隊員からもらったレーションを温めるだけで簡単・美味しい食事のはずだったのですが,温めるだけと言えど限られた道具で湯煎で全部温めるのは難しい.
果たしてメンバーに満足してもらえたのかどうか.まだまだ修行が足りないみたいです.
2日目はいよいよデータ回収と機材の撤収.
設置時と変わらない様子で待ってくれていました.

手際の良いメンバーのおかげであっという間に作業終了!
装置も停止直前まで動いていて一安心.
データは日本に持ち帰ってからの解析(測地の研究者が解析)となる予定です.

(今回のオペレーションメンバー@S19)
ミッションコンプリート!
【11月02日12時の天気】
気温:-13.3℃,風向:WSW,風速:2.8 m/s,気圧:987.6 hPa,天気:快晴
今回は気水圏の雪尺観測とS17航空拠点の発電機整備との合同オペレーションでメンバーは4名.
雪上車2台でまずは大陸への上陸口であるとっつき岬へ.
そこから雪尺観測チームと機械&地圏チームにわかれて行動開始.
1日目は発電機の整備,2日目のGNSS観測装置の回収という予定だったので気水チームと分かれてS17へと向かいました.

(快晴とまでは行かないものの,ハロも見えて綺麗な景色)
S17の拠点は8月末よりもさらに積雪が増えていました.

機械室へ入るのも一苦労.
S17の周辺にある地震・インフラサウンドの観測点も相変わらず雪の下.

今度の夏にはこれらの観測機材を掘り出す計画なので,一筋縄ではいかないのではないかと若干の不安を感じます・・・
今回は食料係を承ったので,1日目の作業はさっさと終えてご飯の準備をしました.
調理隊員からもらったレーションを温めるだけで簡単・美味しい食事のはずだったのですが,温めるだけと言えど限られた道具で湯煎で全部温めるのは難しい.
果たしてメンバーに満足してもらえたのかどうか.まだまだ修行が足りないみたいです.
2日目はいよいよデータ回収と機材の撤収.
設置時と変わらない様子で待ってくれていました.

手際の良いメンバーのおかげであっという間に作業終了!
装置も停止直前まで動いていて一安心.
データは日本に持ち帰ってからの解析(測地の研究者が解析)となる予定です.

(今回のオペレーションメンバー@S19)
ミッションコンプリート!
【11月02日12時の天気】
気温:-13.3℃,風向:WSW,風速:2.8 m/s,気圧:987.6 hPa,天気:快晴